テスターの精度(2)
ではでは、ということで、次に秋月で、もちっと後で購入したMETEX社のP-16です。Pちゃんと呼びましょうか(笑) いくらだったかな、1000円台だったかもしれません。 同じようにDC5VとAC100Vを測定してみたのですが、同じような結果で、Pちゃんもなかなか正確ではないですか! 素晴らしい。
View Articleテスターの精度(3)
次に、やはり秋月で買ったと記憶している、安物テスター2つです。 1つめは、MASTECHという聞いたことのないメーカー(失礼!)のMAS830Lというもので、当時1100円でした。DC5Vは、PC710が5.000Vの表示に対して、5.01Vと、これまた大変な精度です。AC100Vについては、PC710が100.5Vに対して99.1Vですから、1.4%の誤差でした。...
View Articleテスターの精度(4)
ちなみに、「±1.2% of rdg ±10dgts」の意味ですが、 rdgというのは、readingの略だそうで、読み取り値又は測定値を示しているそうです。 また、dgtsというのは、digitsの略で、分解能を示しているそうです。digと表記されることもあるそうです。 わたしゃ、こういう変な略語はきらいです。NHKだけにして欲しいです。...
View Articleテスターの精度(5)
今度は、パソコンでいろいろな波形の交流信号を出し、その電圧をテスターで測定してみます。 正弦波、三角波と矩形波です。カメハメ波は出せないんですけどね。 電圧は3Vになるように調整しました。なかなかぴったしにならないんですけどね。 試したテスターは、次の3つです。 ・サンワのPC710 持っているテスターで一番信用できるものとして。 ・METEXのM3870D ¥11200でした。...
View Articleこの通販サイト大丈夫?
電子工作とは全然関係ないのですが、脚立を買いたいと思い、ネット検索したところ、安い店が出てきました。ところが、何だかとっても心配です。 ここは、KAWAIIの専門店ということですが、店舗名が何語かわからない特殊な名前で、会社の電話番号がないのと、この会社の住所をgoogle...
View Article抵抗等の雑音測定(1)
以前、オペアンプなどの雑音測定をやりましたが、まだやっていない抵抗器などの雑音測定をやってみやうと思いました。 測定回路はご覧のもので、OPアンプには、お気に入りのNJM4580DDを採用しています。これで、Rinをいろいろ変えて、雑音を測定しようというものです。ゲインは70dBです。...
View Article抵抗等の雑音測定(2)
では、Rinにカーボン抵抗の1kΩを入れてみます。 結果はご覧のとおりでした。RMS値が-40.63dBで、これは入力換算雑音電圧密度5.88nV/√Hzと計算できます。Rinなしの場合と比べて1.35倍に雑音が大きくなりました。1kΩの雑音は3.96nV/√Hzということですね。抵抗の熱雑音は、25度で4.06nV/√Hzだということですので、けっこう合っています。ふむふむという感じですね。...
View Article抵抗等の雑音測定(5)金皮抵抗4k, 12kの雑音
金皮も1kだけではさみしいので、もちっと測定をば。 カーボンと同様に4kΩです。本当は2kΩ2本直列ですが。結果は8.06nV/√Hzで、やはり理論的熱雑音の値と変わりませんね。...
View Article抵抗等の雑音測定(6)抵抗の電流雑音を測るには
抵抗器の雑音には、熱雑音だけぢゃなくて、電流雑音というのがあって、金属皮膜抵抗ではそれが小さいからカーボン抵抗より低雑音だということですよね。アマチュアでは使いたくないのですが、チップ抵抗では、厚膜より薄膜抵抗のほうが低雑音だと聞きます。 抵抗器の電流雑音というのは、抵抗器に電流を流した時に発生する雑音で、電流の二乗に比例し、また1/fノイズと言われるようなピンクノイズだそうです。...
View Article抵抗等の雑音測定(7)カーボン抵抗の電流雑音?
まず、測定回路Aで測定してみました。測定結果は、RMS=-33.66dBということで、入力換算雑音電圧が13.1nV/√Hzです。測定系の雑音を差し引くと、1kΩの抵抗の雑音は、4.2nV/√Hzと計算できます。ふむふむ、いい感じです。...
View Article抵抗等の雑音測定(8)C10を大きくして
電源からのノイズが大きくて、抵抗の電流雑音の測定は失敗でした。 C10を大きくすればどうでしょうか。手持ちの関係で、2700μFにしてみませう。10倍以上の容量ですよ。ちなみに日本ケミコンのLXZシリーズです。高周波での低インピーダンス品です。低い周波数では関係ないのですが、えへへ。...
View Article抵抗等の雑音測定(10) ツェナーダイオードの雑音
カーボン抵抗の電流雑音が思ったより小さくて確認できないほどでした。 されば、ということで、も少し元気のいい雑音を出してくれるだろう、ツェナーダイオードに行きます。 試験台に乗せたのは、ロームのMTZJ-6.2Bです。測定回路EでZD10というのが測定対象です。C10を大きくしたおかげで、電源からのノイズはかなりカットしています。...
View Article抵抗等の雑音測定(11) ツェナーダイオードの雑音を減らすには
ツェナーダイオードの雑音を減らしたい、と思う人は世の中で少なくないようです。 その対策の1つとして、ツェナーダイオードにパラでコンデンサを入れる、という手があるようです。さて、どの程度の効果があるのか、試してみやしょうか。 手始めに、1μFのメタライズドフィルムコンです。C11として入れています。...
View Article抵抗等の雑音測定(12) C11を大きくしたら
ツェナーダイオードに並列のC11を大きくしたら、どげなもんぢゃろうのう? 手持ちの関係で、33μFにしてみます。ちなみに、三洋のOSコンです。OSコンは、なかなか特性の優れたコンデンサです。今回の実験に関しては普通の電解と結果は変わらないかもしれませんが。...
View Article抵抗等の雑音測定(13) ツェナーの電流を少なくしたら
ツェナーダイオードの雑音というのは、流す電流によって大きさが変化すると言います。しからば試してみようということで、測定回路Eに戻り、R11を大きくしてみませう。 R11を10kΩにした結果はご覧のとーりでしたが、RMS=-24.82dBで、雑音電圧密度で36.3nV/√Hzであります。測定系の雑音12.4nV/√Hzを差し引くと、34.1nV/√Hzです。...
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