ツェナーダイオードの雑音というのは、流す電流によって大きさが変化すると言います。しからば試してみようということで、測定回路Eに戻り、R11を大きくしてみませう。
R11を10kΩにした結果はご覧のとーりでしたが、RMS=-24.82dBで、雑音電圧密度で36.3nV/√Hzであります。測定系の雑音12.4nV/√Hzを差し引くと、34.1nV/√Hzです。
R11が2kΩのとき、22.5nV/√Hzでしたから、雑音が大きくなっています。6割ぐらい雑音が大きくなったんですね。やはりツェナーダイオードの電流を減らすと雑音が大きくなるようです。