ツェナーダイオードに並列のC11を大きくしたら、どげなもんぢゃろうのう?
手持ちの関係で、33μFにしてみます。ちなみに、三洋のOSコンです。OSコンは、なかなか特性の優れたコンデンサです。今回の実験に関しては普通の電解と結果は変わらないかもしれませんが。
結果はご覧のとーりですが、RMS=-31.69dBですから、平均で16.5nV/√Hzということで、測定系のノイズ12.4nV/√Hzを差し引くと、12.8nV/√Hzと計算されます。明らかに低雑音化していますね! 特に数kHz以上の周波数で雑音が下がっているようです。
これはいいぞ、ということで、調子に乗って、C11をさらに大きくしてみませう ♪
手持ちの関係で、220μFの電解コンです。ちなみに、ニチコンのURSシリーズです。
結果は、ご覧のとおりですが、数100Hz以上で雑音が下がり、RMS=-33.92dBですから、平均で12.7nV/√Hzで、これはもう測定系のノイズとあまり変わらなくなってしまいました。220μFという大きいコンデンサにより、交流的にはほとんどショートしているのと同然ということでしょうね。
ということでですね、かなり大きめのコンデンサを入れれば、確かにツェナーダイオードの雑音をけっこう取れるようですね。ただし、今回の実験は負荷電流を取っていないので、負荷電流の大きさによっては、様子が変わってくるでしょうね。