オペアンプの測定を久しぶりにやったので、何かオペアンプを使った回路でも考えてみようかと思いました。実際に作るかどーか決めてませんが(笑)
低周波回路で実用になるかもしれないものということで、インターホン回路にしました。LM324クラスのオペアンプでちょうどいいかもしれませんよね。
親機と子機が同時通話できて、配線が2線で済む回路がありますが、欲張って、複数の子機と同時通話ができるものを考えてみやうかと。
で、自分の声が相手に届くのですが、自分のスピーカーからは出ないようにします。必要ないですし、ハウリングの心配もありますからね。そのために考えた入出力回路は次のとおりで~す。じゃじゃーん!
説明のために、まず親機の入出力回路だけ考えます。オペアンプを2つ、A1とA2を使っています。マイクの音声信号がinに入り、I/Oに出力されます。子機のインピーダンスがRioです。逆に、子機からの音声信号は、A2で増幅されてoutに出て、スピーカーアンプから音が出ます。
設計のポイントは、inから入った音声信号がoutからは出ないようにすることです。子機から信号が来ないとすると、Voutは(1)式のように書け、(2)式の関係から、途中を省略しますが、(3)の条件になるようにすればVout=0になって、自分のスピーカーからは音が出ないはずです。理想オペアンプであればですけどね。
子機は親機と同じ回路にすると、子機1台の場合R3=Rioですから、R4=R5にすればいいですね。
子機が複数台の場合は、(5),(6)のようにすればいいですよね。
子機の台数によってR4又はR5を変更しなければいけないのですが・・・えへへ(笑)