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Channel: 電子工作、エレクトロニクスの寄り道
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LCR-T4 (7) コイル測定

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 3連休なので、コイルの測定もやります。
 
 最初は、太陽誘電のCAL45TB1R0Kで、1μHです。データシートでは、測定周波数7.96MHzで、ESR=0.036Ωとなっています。DE-5000での測定結果は、100kHzで、0.954μH、ESR=0.03Ωでした。DE-5000ではこれ以上測定周波数を上げることができないのですが、データシートに近い値です。さて、LCR-T4ではどうでしょう。残念ながら、0.18Ωの抵抗と判断されました。小さいインダクタンスは測定できないようです。

 次は、560μHのアキシャルリードインダクタです。DE-5000での測定結果は、1kHzで、540.2μH、ESR=2.56Ωでした。100kHzで、479.9μH、ESR=6.30Ωでした。さて、LCR-T4ではどうでしょう。0.51mH、ESR=2.8Ωした。インダクタンスは測定できています。

 次は、ソニーのインダクタLF5-472kです。4.7mHです。DE-5000での測定結果は、1kHzで、4.646mH、ESR=12.22Ωでした。100kHzで、4.552mH、ESR=18.67Ωでした。さて、LCR-T4ではどうでしょう。4.53mH、ESR=12.2Ωした。コンデンサと同様、ESRについては疑問がありますが、インダクタンスは測定できています。

 次に、ある鉄心入トランスの1つの巻線を測ってみます。DE-5000での測定結果は、1kHzで、12.311mH、ESR=75.6Ωでした。100Hzで、38.90mH、ESR=10.8Ωでした。周波数によってずいぶん測定結果が変わりますね。さて、LCR-T4ではどうでしょう。46.9mH、ESR=1.6Ωした。う~ん、鉄心入コイルは測定条件によって測定結果が変わるので、測定条件の不明なLCR-T4で測定するのは意味がないような感じですね。

 う~ん、インダクタがあまり手元にないので、4つのサンプルしか確かめられなかったのですが、あまり小さいインダクタは測定できないようですし、測定条件不明なので、測定条件によって測定値が変わるようなコイルの測定には使えないですねえ。う~む。

 LCRを何種類か試したわけですが、ある程度のテスターやLCR計があるならば、LCR-T4を使う必要はなさそうですね。テスターだけでLCR計を持っていない方には、それなりに使えると思いますが。

LCR-T4 (8) トランジスタ測定

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 それでは、バイポーラトランジスタを測定してみます。
 日本を代表する汎用トランジスタ(だった?)、東芝の2SC1815GRです。もう製造終了です。悲しいですねえ。
 さて、どのような結果に?
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結果はご覧のとおりですが、どのピンがECBか表示してくれるうえに、hFEも表示されます。
試しに逆刺ししてみました。
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ちゃんと表示されています。これは便利ですね。素晴らしいです。普通のテスターにはない機能ですよ。

 さらに、日立の2SC1213AC/2SA673ACを試してみましたが、どちらも正しくピンが表示されました。hFEが正しいかどうかわかりませんが、測定条件がわからないし、そもそもhFEの値を気にしたことがないので。まあ、劣化していないかどうかの判定にはなるでしょうけどね。

 それでは、ということで、次は、ロームのダーリントントランジスタ、2SD1638です。ピン接続は正しく表示されました。Vf=1.25Vで、これはBE間電圧でしょう。問題はhFE=31となったことです。あれれっ? あまり気にしていないと書いたところでしたが、ダーリントンだから、hFEがそんなに低いわけがないです。ひょっとして不良品かと思い、もう1つ測定してみましたが、同じような結果です。う~ん、なんででしょうね。想像ですが、BE間に抵抗が入っていますので、ベース電流が少ないと、ほとんどが抵抗のほうに流れてしまい、本当のトランジスタのほうに電流が行かないので、コレクタ電流が少ないのではないかと。ダーリントントランジスタの測定の場合、要注意のようです。

 次に、珍しいものということで、東芝の2SA52です。
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PNP、Vf=246mV、hFE=109となりました。ゲルマトランジスタですからね、Vfが低いです。hFEが109ですから、まだご存命のようで、ご同慶の行ったり来たりですな(笑)。

 最後に、東芝のデジトラ(抵抗入トランジスタ)、RN2006です。結果は、PNP、Vf=1.04V、hFE=105と表示されました。RN2006は、ベース抵抗4.7kΩ、BE間抵抗47kΩです。Vfが高いのはベース抵抗のせいでしょうね。hFEは、BE間抵抗が47kΩと比較的大きいので、100以上あるようです。RN2006のデータシートを見ると、hFEが100強になるのは、Ic=2mA強のあたりらしいので、ベース電流を20μAぐらい流してhFEを測定しているのかもしれません。

 以上、バイポーラトランジスタを数種類試してみました。簡単な回路とテスターでもできることですが、ボタン1つで簡単にNPNとPNPの別、BCE、BE間電圧、hFEが測定できるのは素晴らしいです。できれば測定条件が明らかだともっといいんてすがね。Cobまで測定できれば超素晴らしいのですが、さすがにね、えへへ。

LCR-T4 (9) サイリスタ測定

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 サイリスタも対応しているようなので試してみます。
 ルネサスのCR02AM-8です。小電力用サイリスタです。
 おっ、ちゃんとサイリスタと認識し、ピン接続も正しく表示されました。ただし、サイリスタの場合は特性の表示はないんですね。
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 それではということで、トライアックも行きます。ちょっと大型の石になりますが、同じくルネサステクノロジのBCR30AM-12LAです。600V30Aが定格の中電力用トライアックです。結果は・・・あれれ? NPNトランジスタと判定されてしまいました。どういうことでしょうね。
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う~ん、残念ながら誤判定ですねえ。ピンを入れ替えたりしましたが、どうしてもダメです。資料Transistor Tester with AVR microcontroller and a little moreによると、テスト電流は6mAしか流せないため、もっと大きなゲート電流が必要なものはテストできないとあります。そういうことかもしれませんね。

 最後に、同じくルネサスの400V16AのトライアックBCR16CM-8Lを試してみましたが、やっぱりダメでした。残念ですねえ。電力用のものはだめみたいです。

LCR-T4 (10) 接合型FET測定

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 それでは今日は、J-FETを測定してみます。

 初めは、東芝のなつかしい(?)2SK30ATMです。GRランクなので、Idss=2.6~6.5mAです。
 測定結果は、ご覧のとおり、ちゃんとN-JFETと判定されました。I=1.5mA, Vgs=1.03Vというのは何でしょうね。もしかしたら、Vgs=-1.03Vのとき、Id=1.5mAになったということでしょうか。データシートで見ると、そのくらいだったらおかしくないです。
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 次に、東芝の2SK369Vです。Idss=14~30mAと大きくなっています。よくわからないのですが、Vgs=-417mVのとき、Id=0.59mAという意味ですかね。データシートを見て、まあそのくらいだろうと思いますが、だったらVgsにマイナスを付けて欲しいです。
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 あまりJFETを持っていないのですが、最後にイサハヤのP型JFET、2SJ125Cです。Idss=1~3mAです。Vgs=+405mVでId=0.58mAということですか。まあ、そんなことでしょうね。
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 結果として、いずれのJFETも正しく認識されました。ただ、特性の測定に関しては、どの程度有用性があるのかはわかりません。何個か同じ素子があって、不良品がないか確かめるような使い方ならいいと思います。本当は、Vgs=0VにしてIdssを測定してくれたほうがわかりやすいし、できればgm(lyfsl)を測定してくれたらもっといいと思いますが、このテスターは大きい電流での測定ができないので、Idが小さくなるようにVgsを調整してしまっているのかもしれませんね。

LCR-T4 (11) MOSFET測定

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 それでは、MOSFETも試してみますか。
 資料Transistor Tester with AVR microcontroller and a little moreによると、デプレッション型にも対応しているようなのですが、残念ながら持っていないので、エンハンスメント型だけです。
 
 はじめは、ルネサステクノロジの高速度電力スイッチング用NチャンネルパワーMOSFET、FS30KM-3です。10V駆動、150V30Aが定格の石です。こういうパワー用の石が測定できるでしょうか。
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ちょっと心配でしたが、ちゃんとN-E-MOSと認識されました。ほっとしますね。ちなみに、このVtというのは、資料によるとゲートソース間しきい値電圧のようで、データシートでは最低2.0V、標準で3.0V、最大4.0Vですから、合っていますね。また、Cというのは入力容量のようですが、データシートでは小信号入力容量Cissが標準で2300pFですから、びったしではありませんが、おかしくはありませんね。
 なんだかとってもいい感じ~です。

 それではということで、もう一丁。VISHAYのパワーMOSFET、SUP85N15-21です。150V85Aの定格ですから、さらにパワーアップしています。
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データシートによると、Vgs(th)=2~4Vとなっていますから、合っていますね。また、Ciss=4750pF(typ)となっていて、数割の違いです。なかなかいいんぢゃないでしょうか。

 

LCR-T4 (12) 電源電圧の実験

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 LCR-T4は、なかなか面白い測定器ですね。安いし気に入りました。せめて測定範囲のわかる仕様書とか取扱説明書ぐらい付けてくれるといいのですがね。
 ちょっとここで、おまけ的な実験をしてみます。電源電圧に関してです。普通は006Pの電池を使うと思うのですが、電池の電圧というのは変動します。定電圧電源を使い、電源電圧を変動させてみました。
 電源電圧を9Vから下げて行って、6.50Vになっても測定できました。
 
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 ところが、6.44Vだと、電池交換の表示が出てシャットダウンしてしまいました!
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 どうやら、電源電圧は6.50V必要なようです。

 電圧の高いほうは、何Vまで耐えられるのか・・・試しません。壊れます。良い子はやめましょうね(笑)。

 次に、6.5Vぎりぎりしかない場合と、9Vある場合で、測定結果に差があるのかど~かです。2.2kΩの抵抗測定だけでしたが、測定結果に全く差がないことを確認しました! 偉いです。

 ちなみに、006Pの電池というのは、容量がかなり小さいので、電流を流すと、するすると電圧が下がっていきます。LCR-T4は大きな電流での測定はできないのですが、電池のことも考えているんでしょうね。



LCR-T4 (13) メーカー(?)のサイト

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 液晶に表示される、「91make.taobao.com」は、URLらしいので、見てみると、出てきました。この製品の説明が。これってメーカーのサイトなんでしょうかね? 中国語なので読めないのですが、機械翻訳してみると、次のようになりました。一部意味不明なところがあるのですが、どうもおかしいですね。言語の問題だけではなくて。元となったものにはいろいろなバージョンがあって、例えば採用されているマイクロコントローラにも違いがあるようなのですが、元となった資料をそのまま中国語に訳しているだけで、LCR-T4がそのうちどれに該当するのか明らかにしていない、手抜きの説明文ですねえ、笑うしかないです。

1。ATmega8、ATmega168またはATmega328マイクロコントローラを使用します。
2.2x16文字のLCDは、結果を表示します。
3。ワンボタン操作、自動電源オフ。
4。シャットダウン電流はわずか20nAに抑え、バッテリ動作のサポートです。
5。結晶のない低コストのバージョン、オートパワーオフ。スリープモードの測定の不存在下でソフトウェアATmega168またはATmega328の1.05kバージョンは、消費電力を低減します。
6。自動検出PNPおよびNPNバイポーラトランジスタ、N、PチャネルMOSFET、JFET、ダイオード、デュアルダイオード、サイリスタSCR。
7。自動検出ピン配置。
8。現在のバイポーラトランジスタの増幅率とエミッタ接合の閾値電圧を測定します。
9。ダーリントントランジスタは、高閾値電圧及び高電流の増幅率によって同定することができます。
10。バイポーラトランジスタ、MOSFET保護ダイオード試験。
11。しきい値電圧とMOSFETのゲート容量を測定しました。
12。これは、2つの抵抗測定と表示記号、数字、および4台までをサポートしています。抵抗記号の両端は、テスタープローブ番号(1-3)に接続されることが示されます。したがって、ポテンショメータも測定することができます。ポテンショメータは、その端部に調整した場合、テスターは、中間ピンの端部の間を区別することができません。
13。抵抗測定分解能は0.1オーム、最も高い測定値50Mオームです。
14。それを検出し、コンデンサを測定することができます。そして、最高の4桁の単位表示。値は25PF(8MHzのクロック、50pFの@ 1MHzのクロック)から100mFにすることができます。1 pFの(@の8MHzのクロック)までの解像度。
15。2UFは、コンデンサの等価直列抵抗(ESR)、容量測定の値よりも大きくすることができるため。0.01オームの解像度と2桁の数値表示。この機能は、少なくとも16KフラッシュATMEGA(ATmega168またはATmega328)が必要です。
16。二つのダイオードは、正しい方向に記号を表示することができます。また、順方向電圧降下が表示されます。
17。LEDテスト用ダイオードの順方向電圧降下は、通常よりもはるかに高いです。ダブルダイオードとして検出デュアルLEDが。
18。逆方向降伏電圧が4.5V未満である場合、ツェナーダイオードは、検出することができます。これは、二つのダイオードのように表示されている、唯一の電圧によって決定されることができます。ダイオードの周りのシンボルプローブは、この場合には、あなたが本当のダイオードのアノードを識別するために700mVでのしきい値電圧に近づけることができる、同じです!
19。****この年次は****を有効にしない、理解を超える3ダイオード型部品検査、障害が追加のメッセージが表示されているダイオードの数を確立するために、場合。ダイオードは、すべての3つのプローブと、少なくとも一つのダイオードに接続されている場合にのみ発生します。このケースでは、2つだけのプローブを接続する必要がありますと、再び1ずつ測定を開始します。
20。単一のダイオードの逆容量値を測定します。あなたはベースとコレクタまたはエミッタを接続する場合、バイポーラトランジスタはまた、測定することができます。
21。一つだけの測定の接続フルブリッジを見つける必要があります。
22。値は以下25PFのコンデンサよりも頻繁に検出されないが、並行して、並列または少なくとも25PFコンデンサにダイオードであってもよいです。このケースでは、一部のシャント容量値を減算する必要があります。
23。あなたは、少なくとも16K ATMEGAフラッシュを持っている場合は2100オーム以下の抵抗は、インダクタを測定します。0からの範囲:20Hよりも01mHが、精度は良くありません。測定結果は、単一の接続要素を示します。
24。試験時間は容量とインダクタンスの測定は長い時間がかかるだろう、約2秒です。
25。ソフトウェアは、電源が自動的にオフにされた回数を測定するように設定することができます。
26。ビルトインセルフテスト機能の選択50Hzのクロック信号の周波数とコール(ATmega168とATmega328)のための精度と待機をチェックします。
27。オプションの内部抵抗と自己テスト機能(ATmega168とATmega328)の機器の出力ポートを測定したゼロオフセット校正。私たちは、ピン1とオフセット電圧の3間のアナログコンパレータの補償に接続された100nFの20uFのコンデンサを必要としています。これは40uFのコンデンサよりも測定誤差を減らすことができます。同一の補正電圧コンデンサ内部基準電圧が内部調整基準測定ADCゲインを発見されています。
 試験電流が保持電流、SCRおよびトライアックを超えた場合にそれを検出することができます。しかし、いくつかの半導体SCRより高い電流とトライアックテスターは、トリガ電流を提供することができます。利用可能なテスト電流はわずか6ミリアンペアについてです!すべての機能が、よりATmega168としてのみシングルチップ・プログラム・メモリを持っていることに注意してください。


 それから、面白いと思ったのは、LCR-T4以外にも、類似品がいくつか出ています。
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LCR-T3 ¥40というのは、40円ではなくて、40元ですかね。 T4とは表示がちょっと違うようです。
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これが今回買ったLCR-T4ですな。¥40というのは、T3と同じ値段か。
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LCR-T5になったら、ケースに入って立派になったようです。値段は約4倍ですか。ってことは、ケースが中身の3倍の値段?(笑)。
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T6になって、さらにパワーアップしているのかと思いきや、値段は¥138に下がっています。どーいうことぢゃい? (笑)
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LCR-T7は、液晶がカラーになっています!
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LCR-T8は、ずいぶんと手作りっぽいケースですねえ。でも、ストラップが付いています(笑)。そして、何と仕様書的なものが裏に付いているではないですか! やはり仕様書はあったほうがいいと気づいたんでしょうか(笑)。
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 さらにパワーアップしたのかダウンしたのかわかりませんが、LCR-TCというのもありますね。
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 いや~、いろいろあって、どれがいいか選ぶ楽しみがあるというか、わけわからんと言うべきか。不正なパクリでないことを願いますが、いずれにしても中華パワーはすごいですねえ。トランプさんは中国からの輸入の増加を問題視しているようですが、安さではトップレベルですからね~
 いずれにしても、数日間これで遊ばせてもらって880円ですから満足でした(笑)。





HiletgoのPAM8403アンプ基板

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LCR-T4がなかなかすごいものだったので(笑)、Hiletgoからでている他の物を調べると、2×3Wデジタルパワーアンプボードというものがありました。これは、たった¥250でボードが10枚、しかも送料込みというから驚きです。カスタマーレビューを読むと、ちゃんと音が出るらしいので、これまた驚きです。ということで、またもや捨て石になったつもりで(?)、注文してみました。中国から送られてくるので日数がかかりましたが、ちゃんと届きました!プチプチに包まれた、小さな基板が10枚です。
見た目、非常にまともです。
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 ただし、例によって、取扱説明書も何もありません。基板に何を接続するかの表示だけはあり、助かりました(笑)。
 このPAM8403を使ったアンプは、秋月通商からも売られていますが、秋月のものはボリューム付ですね。ICのデータシートから、どんなものか推定するしかないです。まあ、だいたいデータシートに載っている標準回路に沿って作ってあるのかな、と思うのですが、少なくとも、標準回路にある、電源の470μFのコンデンサは無いと思います。2012サイズぐらいの小さなチップ部品しか付いていませんからね、そんな大容量のコンデンサとは思えませんよ。それから、データシートでは、スピーカーまでのコードが20cm以上になるときは、EMI対策としてフェライトビーズを入れるよう書かれているのですが、そういうものも無いようです。一部のパターンを読むと、ICの出力ピンから出力端子が直接接続されていて、間に何も入っていないようです。
 それから、ICには、ミュート端子とシャットダウン端子があるのに、使っていないようですね。
 まあ、とにかくコストカット最優先で、カットできそうなものは何でも省略しているって感じですね~
 それにしても1枚25円はすごいですけどね~

HiletgoのPAM8403アンプ基板 [2] 視聴してみました

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 とにかく、音を出してみました。電源は定電圧電源の5Vです。スピーカは、普段よく使っている、アイワのSX-NH33で、6Ω30Wの定格です。
 電源をONにすると、ポチっと音がしましたが、それほどの大きい音ではありません。このような音がしないほうがいいのですが、電源が入ったことがわかるので、メリットもあるかも(笑)。何しろ電源ランプも何もありませんので。
 最大±5V近くの電圧が出るんでしょうから、普段室内で聞くには十分な音量です。また、音質に違和感はありません。大したものですねえ。関心、関心。何となく、ちょっとノイズっぽい気がしなくもないのですが、気のせいかもしれませんし、そもそも吾輩の耳が良いので、よくわかりません。無音時、スピーカーに耳を近づけると、「ジー」というか、「シー」というノイズがツイーターから聞き取れました。実用上問題ないレベルですが、低ノイズアンプとは呼べないような。
 以前自作したアナログアンプに切り替えて、同じように無音時、スピーカーに耳を近づけたところ、何の音も聞き取れません。まあ、自作アンプの場合は、「自己満足バイアス」がかかっていますが、少なくとも低ノイズ性能については、PAM8403に勝っています。
 それから、ちょっこし気になるのは電磁ノイズです。データシートにも書かれていますが、スピーカーまでコードの長さがある程度以上ある場合は、ちゃんと対策しないと、ラジオなどに悪影響のある雑音電波の発信源になってしまうかもしれません。
 
  それにしても、驚きの値段ですから、コストパフォーマンスは抜群ではないでしょうか。
 
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 PAM8405のブロック図です。バルス幅変調部まではアナログ回路ですが、コスト削減のため、恐らくCMOSなんでしょうね。普通のCMOSでは、かなりのノイズが出るでしょうしね。

センサーライトがまた壊れた

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ずいぶんとおひさひさになってしまいましたが、生きております。
ドラクエ11などで忙しく・・・えへへ
前回壊れたセンサーライトがまた壊れたんです。きゃー!
このセンサーライトは、かなり厳しく水平を保たないと電球が切れる、という、信じがたい設計になっているのですが、この点は前回痛い目にあっておりまして、水平器を使ってぴったし水平に設置していますので、ハロゲン球が切れたわけではありません。センサーに反応して点灯し、数分後に消灯するはずが、消灯しなくなってしまったのであります。が~ん。
これは制御回路の問題でございますね。
例によって、分解してみました。
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リレーでランプをON,FFしているようですが、プラグを抜き差しすると、その都度リレーの動作音がパチパチとして、ランプが点滅するので、リレーは動作しているようです。ほかの部分を見ると、赤丸の電解コンが怪しいですね。頭部が異常に膨らんでいます。液漏れはありませんが。
取り出してみると、S.Yという聞いたことのないメーカー(失礼!)の25V220μFの電解コンです。容量を測定すると、何と0.3nFしかありません。完全に容量が抜けてしまっています。ひぇ~、これはだめだ。
手持ちのニチコンの35V220μFの電解コンに交換したところ、何と直ってしまいました。ばちばち
センサーライトの制御回路部分は、考えてみれば24時間働いているわけで、購入してから8年近く経っているのだから、壊れても文句は言えませんね。
吾輩の修理は失敗することが多いのですが、たまには成功することもあるというお話でした。おしまい(笑)。


祝 羽生結弦選手 ショートプログラム 1位! \(^o^)/

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やったー!
羽生結弦選手 超素晴らしすぎ!
待望の金メダルを明日決めて、日本中を元気にして欲しいです。
\(^o^)/


\(^o^)/ 慶祝 羽生結弦選手 2大会連続金メダル! \(^o^)/

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\(^o^)/ わーい、やったー!
\(^o^)/ 万歳三唱!
\(^o^)/ ばんざーい!
\(^o^)/ ばんざーい!
\(^o^)/ ばんざーい!

LM324の利得帯域幅積

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 羽生選手の超素晴らしい金メダルに触発された吾輩は、「よっしゃ~、久しぶりに電子工作関係のブログの記事を書いてみやうか」と、思い至りました(笑)。まあ、羽生選手と吾輩のような人間では、比べるべくもないのですが・・・
 ということで、オペアンプのデータシートとかいろいろ見ていて、LM324は昔からある古い石なのですが、4回路入りで安いし、単電源で使いやすいので、電子工作でお世話になっている人も多いと思うのですが、強いて言えば、利得帯域幅積(GB)がいまいちだな~と思いませんか。だいたい1MHz位しかないし(STのは1.3MHz)、実は電源電圧が+30V(又は±15V)の場合の話ですから。それに、+5Vの単電源でも使えることをウリにしているくせに、電源電圧が+30V,+10~15Vの時の開ループゲインの図しかなかったりします。次図はSTのLM324のデータシートです。+5Vの単電源で使うときは、利得帯域幅積(GB)はどれだけあるの?もしかして、100kHzぐらいに下がってしまうのでしょうか? 
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 それから、STのデータシートを見ると、温度でも変化するよーです。
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 ということで、ちょいと書いてみた測定回路が次です。PCのサウンド入出力に接続して測定することを想定しています。これでいいかど~か知りませんが(笑)、何か問題があれば修正するということで、えへへ。
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LM324の利得帯域幅積 [2] どーしたNS

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我ながらいいかげんでした。PCの出力はPC側で絞ってもいいんですが、それだと雑音が大きくなるので、実験回路側で信号を小さくすることにします。また、実験回路側の出力はあまり絞らなくてもいいですね。
ということで実験回路を次のやうに変更しました。要するに、R1とR2で信号を約1/1000にしたものをアンプで再び約1000倍に戻すという、信号を劣化させSN比を悪くするだけの意味のない回路ですね~(笑)
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R5の15kは、LM324の出力電流が常に流れ出るようにするためのものです。
で、例のごとくWGとWSで周波数特性を測定しました。これはナショセミ(NS)のLM324Nで、電源電圧は±15Vです。気温はだいたい13℃です。ちょっこし寒いです。
それはさておき、どー思います? この周波数特性を。
※ちなみに、英語で「どー思いますか?」は、How do you think about it? ではなくて、What do you think about it? ですよね。(笑)
20Hzでちょっこし下がっているのは愛嬌(?)として、100Hzでのゲインを基準に考えて、540Hz位で3dB下がっているよーに見えます。この回路の閉利得が約60dBですから、利得帯域幅積(GB)が540kHzしかないっちゅーことですか? はあ?
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LM324の利得帯域幅積 [3] すごいぞST

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 いくら安物のLM324とはいえ、ちょいと利得帯域幅積が思っていたよりも小さいです。では別のメーカーのものは、ということで、次はSTマイクロ社のLM324Nです。測定条件は全く同じです。図中、+30Vとなっているのは、電源電圧が±15Vだということです。
 ピョンチャンの氷がどーとか、風がこーとか言われていますが、同一条件の下での競い合いであれば公平と言えるのと同じです。何のこっちゃ。(笑)
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 結果は、なんと2kHzまで伸びているじゃありませんか!素晴らしい。フリーで200点台をたたき出したような思いです。とすると、STの石はGB積が2MHzもあるんでしょうか。ずいぶん違いがあるものですねえ、関心しました。

LM324の利得帯域幅積 [4] とほほのTI ?

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 324なんて、どれも同じよーな特性だと思いますよね、だって互換品なんだし。ところがNSとSTのLM324Nは利得帯域幅積がけっこう違うことに驚きつつ、ではではということで、次はテキサス(TI)のLM324Nです。全く同じ測定条件でございます。
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 結果はご覧のとーりでしたが、なんと帯域幅が120Hzぐらいに見えます! K点(1kHz)に届かないばかりか、踏み切り台のすぐ下に落ちてしまった、失敗ジャンプのようではありませんか! こんなことでいーのでしょうか! STのLM324Nとは桁違いの「とほほ特性」ですよ!

LM324の利得帯域幅積 [5] 電源5V

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 電源電圧を5V(±2.5V)にするとどーなってしまうんでしょうか?
 テキサスのLM324Nです。
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120Hzぐらいでしょうか?
途中ですが、
\(^o^)/ わーい、やったー!
\(^o^)/ 小平選手、オリンピックレコードでの金メダルおめでとう!
\(^o^)/ ばんざーい!

LM324の利得帯域幅積 [6] 深くお詫びします

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 昨日の測定結果が、ちょっとおかしいな、と思っていたのですが、よ~く見たら配線が間違っていました! きゃーん。深くお詫びいたします。全ては吾輩の責任です。
 何しろ、ふたつの金メダルに興奮してしまって、とほほ。
 
 心を入れ替えて、再度測定いたします。
まず、測定系の周波数特性を再確認します。
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このように、50Hzより下はちょっこし下がっています。また、数kHzから35kHzぐらいまでの間は0.5dBぐらい、うねりがありますね。
 測定回路も、ちょっと変更して、閉ゲインを101倍(約40dB)にしました。
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LM324の利得帯域幅積 [7] 電源電圧±2.5V

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 さて、3社のLM324Nの測定です。電源電圧は±2.5Vです。室温13℃です。
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NSが5kHz、TIが8kHz、STが13kHzぐらいでしょうか。STのLM324Nが一番帯域幅がありますが、それでも20kHzまで届かないので、オーディオ帯域まで欲しい場合は、もっと閉利得を下げないとダメですねえ。
利得帯域幅積(GB)は、NSが500kHz、TIが800kHz、STが1300kHzぐらいということですね。
倍以上の違いがありますよ。ただし、電源電圧を上げれば、もっと良くなる可能性がありますね。

LM324の利得帯域幅積 [8] 電源電圧±15V

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 電源電圧を±15Vに上げました。
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 おっ、どれも帯域幅が大きくなっていますね。
 NSが7.6kHz、TIが14kHz、STが19kHzぐらいです。
 ということは、GB積は、だいたいNSが760kHz、TIが1400kHz、STが1900kHzということですね。
 以上の実験をまとめると、
(1)互換品と言われるLM324Nでも、利得帯域幅積は2倍以上の差がある。3つの中ではSTのものが電源電圧±15Vのとき、1.9MHzもあり、データシートの値(1.3MHz)を上回った。一方でNSのものは760kHzで、データシートの値(ユニティゲイン1MHz)を下回った。ただし製品のばらつきがあることは要留意。
(2)電源電圧が±2.5Vの場合、GB積が下がることは想像どおりだったが、±15Vの場合と比べて6~7割に下がるようだ。データシートには、片電源5V又は±2.5Vの場合のデータが無いので、参考になった。

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