![]()
以前、オペアンプなどの雑音測定をやりましたが、まだやっていない抵抗器などの雑音測定をやってみやうと思いました。
測定回路はご覧のもので、OPアンプには、お気に入りのNJM4580DDを採用しています。これで、Rinをいろいろ変えて、雑音を測定しようというものです。ゲインは70dBです。
測定は、前回と同様、PCにEL1352-F22C、WeveSpectraを使います。WeveSpectraとサウンドデバイスの設定は、MME,WaveMapper,96kHz,16bit,窓関数なし、フルスケールSin波の値を0dBにするです。前回と同様です。
これで、0dB=2000μV/√Hzとして計算します。
とにかくこれで、Rin=0Ωにして測定すると、RMS=-43.25dBになりました。計算すると、入力換算雑音電圧密度が4.35nV/√Hzとなります。
前回の測定結果が4.2nV/√Hzでした。吾輩のいいかげんな測定にしては、それなりの再現性です。素晴らしいです。
ちなみに、前回も書きましたが、NJM4580の雑音電圧は、データシートを見ると3nV/√Hzぐらいに見えるのですが、JRCの別の技術資料では5nV/√Hzとなっているので、おかしな値ではありません。なにしろ吾輩の測定なのでいいかげんですが、オーダーとして全く合わないわけではないように思っております。えへへ・・・
ここまで準備するだけで、けっこう時間がかかりましたが、これから抵抗などを測定してみるぞ~