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Channel: 電子工作、エレクトロニクスの寄り道
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LED常夜灯

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今日、東京を震源に震度5の地震がありました。関東、東北で大雨の影響で浸水などの被害が出た直後でした。東日本大震災と比べれば大きな影響はなかったのですが、つくづく日本は自然災害の多い国です。東日本大震災では、直接の被害もさることながら、風評被害もひどかったですね。いや、まだ続いています。風評被害というのは明らかに人災ですが、放射能の不安を煽って風評被害を世界に拡散させたのは、やはりNHKと朝日新聞の責任でしょうな。
 さて、普段停電することはほとんどなくなったのですが、大きな災害の時には停電することもあります。そこで、LED常夜灯を作ろうかと思いました。
 使わないで仕舞い込んでいた、OHMのライトがありましたので、これを改造して作ろうと思います。これは収納庫などに取り付けて使う、電池と別売りのACアダプターの両電源方式のライトです。ランプはクリプトン球で、500mAぐらい消費しますので、電池だと長時間持ちません。
 回路ですが、はじめ、停電したときだけ点灯する回路を考えたのですが、いや、普段は100Vの電源で点灯し、停電時には電池で点灯するようにしました。そのほうが回路も簡単だからです。
 図が回路図の素案です。V1というのがACアダプタです。V2が電池です。D2は白色LEDで、手元にあったのが、11~13カンデラの高輝度タイプで、これを使おうと思います。V1とV2の高いほうの電源でLEDが光るわけです。こういう回路だと、リレーとかスイッチング素子がいりません。停電していない時はV1から電流が流れ、停電時にはV2から電流が流れるようにR1,R2を調整します。
 V2は、一応ニツケル水素電池専用としました。単三形を4本直列で、満充電時には5Vぐらいあるかもしれませんが、4Vを放電終止電圧と考えます。乾電池も使えるように考えることもできるのですが、入れっぱなしにするわけで、知らない間に液漏れしていたりしてイヤだし、4Vから6V強までの電圧幅を考慮することになるので、ニツケル水素電池専用としたわけです。
 LTSPICEで趣味レーションすると、V1を接続しない場合、V2=5VではLEDに12.2mA、V2=4VではLEDに4.3mA流れています。D1は整流ダイオードで、適当です。D2は白色LEDで、これも実際に使う予定のものとは違います。ですから、R2が80Ωでいいのかどうか、妻子集的には実験で確認します。
 ACアダプタは、無負荷電圧は13.7Vですが、20mAぐらい負荷電流を流すと12.8Vぐらいになっていました。R1を220Ωにして接続すると、LEDに29.9mA流れています。LEDの電流は20mA以下にするには、R1をもう少し大きくしないといけませんね。なお、このときD1はオフ状態です。いずれにしても、R1も実験で最終決定します。

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