オペアンプの並列処理を趣味レーションしてみます。
右上の回路は、正相増幅回路で、開利得10000倍(80dB)、出力抵抗100Ωの電圧制御電圧源(オペアンプ)に負帰還をかけて約100倍の閉利得にしています。そこに周波数1kHz、電圧1Vpeakの電圧源を入力しています。白色雑音の電圧源ではなく、正弦波ですが。出力電圧V(out3)は水色のグラフで、ちゃんと100Vpeak出ていますね。
左上は、同じ回路を並列にしているのですが、入力の電圧は位相が90度ずれています。そうすると、出力は約70Vpeakで、確かに1/√2になっていますね。
それで、左下では、E2の利得を1000倍(60dB)に落としています。そうすると、出力は約90Vpeakになっています。
やはりゲインに差があるものをまとめて負帰還をかけてしまうと、思ったように低雑音化しないようですね。個別に負帰還をかけてゲインを揃えてから並列にしないといけないようです。抵抗が増えてしまいますが仕方ないですね。
ただ、同じチップのオペアンプ同士でも数倍以上のばらつきが出るものなんでしょうかね。実際どの程度ゲインのばらつきが出るものかわからないんですけどね。動作条件によっても違うんでしょうかね・・・