調子に乗って、STのLM358もデュアルコア並列処理で驚きの低雑音化をしてみたいと思います。
でも、考えてみれば、複数のアンプの出力をそのまま接続するというのは、本来ヤバいことですよね。入力オフセット電圧がありますし。出力をショートさせているようなものですから。日本の科学の進歩のためには、多少火を噴くとか、煙が出るくらいのリスクは覚悟しなければならぬときがあるとは思いますが(笑)。
ただし、同じIC内の同一回路ですから、それほど出力電圧に違いはないと思いますし、オペアンプの出力には抵抗が入っていることが多いです。いずれにしても、今のところ爆発までには至っていません(笑)。
冗談はさておき、今回はてきと~に、R5とR6を入れてみました。100Ωというのは適当です。まあ気分の問題ですな。あまり大きくしてもいかんと思いますし。
結果は、シングルで53.8nV/√Hzだったところ、何と驚きの43.7nV/√Hzになりました! ぱちぱち。 STのLM358Nは「輝く白さ賞」を受賞するほどの高雑音の石ですが、デュアルコア並列処理で、ある程度(20%程度)低雑音化できるワケです。
理屈では1/√2になりそうなものですが、現実はなかなかそこまでいかないですね。R5,R6が雑音を出しているとか、いろいろあると思います。